株式会社S工業様 本社工場/チラー型油温調整器 電源ケーブル改修工事
■ 概要
経年劣化が進行していたチラー型油温調整器の電源ケーブルを更新し、ケーブル保護のため電線管を新設。漏電遮断器(ELB)と接地を新設し、共通接地方式を採用することで電位差の発生を防止。
火災・感電リスクを低減し、安全で信頼性の高い環境を構築した。
■ Before(施工前の課題・状態):
・長年使用されたケーブルの絶縁被覆が劣化し、漏電・感電・発火の危険性があった。
・ELBが未設置のため、地絡発生時の遮断保護が不十分。
・油ミスト環境下でケーブルが露出し、被覆損傷や酸化劣化の懸念があった。
■ After(施工後の改善内容):
・新たにCE/F 3C×8sqケーブルを使用し、約10mを安全経路で新規布設。
・G36金属管+VE管で配線保護を強化し、耐油・耐熱・防塵性能を確保。
・三菱電機製漏電遮断器(NF63-CVF/30mA感度)を新設し、異常電流を即遮断。
・A・C・D種接地を共通化(共通接地)し、機器間の電位差を最小化。
・絶縁抵抗値2MΩ以上を確認し、全系統で正常な電圧・導通を検証。
■ 技術ポイント:
・共通接地方式の採用
複数の接地種別を一つの接地極に統合し、IECの「同電位ボンディング」思想を実現。
地絡時や雷サージ侵入時でも、機器外箱との電位差を抑制。
・電位差抑制による安全性強化
別設置に比べ、雷サージ発生時の電位差を約1.5kV以下に低減(別設置では最大11.5kV)。
・保護回路の再構成
漏電遮断器(ELB)を回路ごとに分離し、地絡発生時に安全に遮断。
・油ミスト環境への対応
金属管配線化により、ケーブルへの油付着・被覆劣化を防止。
■ 担当者コメント(江頭):
今回の改修では、電位差の抑制と配線保護の両立を重視しました。
共通接地による同電位化で感電・火災リスクを最小化し、
油環境下でも安心して運転できる電気系統へ更新。
作業者の安全を第一に、短時間で確実な工事を実現しました。
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場所
大阪府大阪市
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施工内容
チラー型油温調整器 電源ケーブル改修工事
お客様の声
H専務取締役
「ケーブルが整理されて見た目もすっきりしました。
漏電から感電、火災につながる恐れがあったので、
工事時に他の漏電箇所も調査してくれて工場内の安全環境を整えることが出来て、良かったです。」

