漏電の指摘を受けた電気炉について、原因箇所を特定するための絶縁調査を実施。
ヒーター端子部やケーブル劣化を確認し、数値測定と外観点検により不良箇所を特定。
火災・感電リスクを未然に防止しました。
■ Before(施工前の課題・状態)
・焼入れ用電気炉にて漏電の指摘を受けたが、原因箇所が特定できず不安を抱えていた。
・配線・端子部が老朽化しており、絶縁低下や端子破損の可能性があった。
・過去にもヒーター交換を実施していたが、電源盤・制御回路の状態が不明確。
・「どこが悪いのか分からず、火災が怖い」とのご相談を受け調査を実施。
■ After(施工後の改善内容)
・お客様と協議の上、操業に支障が出ない時間帯に電気炉を停止して安全確保を実施。
・絶縁抵抗測定を実施し、異常値を示したヒーター電源部を中心に修繕。
・施工後の測定では、ヒーター回路が0.047MΩ → 1.6MΩ以上に改善。
・報告書と写真を併せて納品し、火災・感電リスクを大幅に低減。
・今後はヒーターケーブル更新および接地抵抗測定を含む定期点検を提案。
■ 技術ポイント
・絶縁抵抗計により各相と接地間を個別測定(基準値0.1MΩ以上)。
・電源1〜3系統を切り分けて測定し、劣化範囲を特定。
・外観調査によりヒーター端子台の破損・ケーブル劣化・銅バー接触を確認。
・安全確保のため各系統を遮断し、段階的に通電試験を実施。
・測定値・写真・配線図を統合したレポートを作成し、お客様が他社メンテナンスにも活用できる形式で納品。
■ お客様の声(株式会社T商店T社長)
「もともと“漏電している”と指摘を受けたものの、どこが悪いのか分からず不安でした。
実紀コスミオンさんにお願いして、原因が特定でき、数字と写真で説明してもらえたことで安心しました。報告書もに分かりやすく、他の業者にも共有できる内容で助かりました。
現場では、配線や端子を一つひとつ丁寧に確認してくれているのが伝わり、“細かいところまでよう見てるな”という印象でした。
熱心に作業されていたのが印象的で、数値も確実に改善していたので依頼してよかったと思います。
■ 担当者コメント(江頭 慶彦)
今回の調査では、漏電の指摘に対し、お客様と相談のうえ安全を最優先に電気炉を一時停止して作業を実施しました。
絶縁抵抗測定の結果、ヒーター電源の抵抗値は0.047MΩ → 1.68MΩに大幅改善。
電源系統全体でも基準値を大きく上回る結果となり、火災・感電リスクの低減を確認しました。
現場では、「今すぐ危険ではない箇所」「経過観察が必要な箇所」を明確化し、お客様が次の一手を判断しやすいよう整理。
止められない設備だからこそ、止めるタイミングを共有しながら診断する――
この一連のプロセスが信頼構築につながったと感じています。
今後も、より安全で安定した操業環境づくりを支援していきます。
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場所
兵庫県神戸市

